活動計画

令和4年度年間計画

計画期間中の緑化整備及び活動の概要

民有地緑化

日吉駅前広場の環境改善のため、枯木の除去、植樹、苗植えを実施。新たな緑化対象としてサンロード、日吉中央通り、普通部通り、メイルロードなどに面した店舗(民有地)や歩道に、プランターを設置。

2年度目以降の重点活動として、プランターやハンギングバスケットを設置できる範囲を、エリア内の民有地(戸建て、マンションなど)や日吉地区センターなどに拡大をする。

 

地域緑化活動

  1. 次世代への緑育
    日吉台小学校で専門家による講義や野外授業、苗床プログラムを実施、草花に触れる機会を作る。近隣保育園の子供達が参加できる種蒔き、収穫体験などを実施する。
  2. 緑化イベントを開催
    5月港北オープンガーデン、ハロウィーンイベント開催時に、地域住民に緑化活動を広めるイベント(花苗の里親募集、フラワーバスケット作りなど)を企画し、機運醸成を図る。
  3. 活動の可視化によって、意欲を高める
    神奈川県が実施しているSDGsつながりポイント事業「まちのコイン」を活用し、日吉駅前商店街を中心に、人と人、地域と人、地域を良くしたい思いを繋げ、緑化活動に参加する地域住民や子供たちのやる気向上につなげる。
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活動エリア

計画と目標について

提案計画の目標

日吉駅前広場と商店街を中心にグリーンベルトを形成し、駅周辺に点在する緑スポットを繋ぎ、持続可能な緑化を目標に地域ネットワークを構築する。

 

 

具体的な目標

1、商店街の緑化(SDGs3,11,13,15)

日吉駅西口広場と商店街を緑化し、緑豊かな四季を感じる街並みを作る。


2、次世代の自然教育(SDGs4,15)

地域の子供達(日吉台小学校児童や保育園児など)が、緑や生態系保全の大切さを学べる課外授業を実施。花苗体験などの機会を創出し、将来的な担い手の育成に努める。


3、緑化の普及啓発(SDGs3,4)

子供からお年寄りまで参加出来る講習会(慶應義塾大学・日吉丸の会等による)を定期的に実施。地域住民が世代を超えて交流を深め、身心共に健康な暮らしを実現する。


4、生物多様性の保全に寄与する(SDGs15)

商店街を含めたグリーンベルトを設けることで、松の川緑道~慶應大学日吉キャンパスを繋ぎ、ビオトープを形成する。日吉地区特有の丘陵地帯を生かしたこのビオトープを基盤として、生物多様性の保全に寄与する。


課題及び背景

日吉西地区「緑の拠点」が抱える課題には、以下のようなものが存在した。

  1.  【課題①】西口ロータリーと商店街には緑が少なく 、 景観が無機質で雑然としている。
    その為、周辺の緑スポットが 繋がらない。
  2. 【課題②】地区内はタバコの吸殻やゴミの投げ捨てが多く、ゴミ置場も荒れている 。
  3. 【課題③】路上駐車が多く、 車や 歩行者の通行を妨げている。
    また、乗り物窃盗が多発し、治安が悪い。
  4. 【課題④】駅前花壇 の 維持管理や地区センターの緑化を実施してきた「駅前花ポケット」「地区センターガーデニングクラブ」のボランディアメンバー の減少や高齢化によって将来的な 活動への不安がある。

課題解決及び効果

[プランターを設置する]
課題①の解決及び効果…商店街に新規プランターを設置し、緑豊かな環境を形成する事で、地域住民の明るい暮らしと心身の健康に役立つ。また蝶や小鳥を呼ぶ草花や実のなる木々を育て、生物の住む環境を確保し生物多様性に貢献できる。(SDGs15)
課題②③の解決及び効果…緑化によって景観を改善する事で、違法駐車、放置自転車の解消、ゴミの投げ捨てや犯罪抑止が期待できる。

 

[シンボルツリーの植樹]
課題①②③の解決及び効果(SDGs4,11,13,15)…

西口駅前広場の植え込みスペースに、四季を感じるシンボルツリーを植樹する事で、季節を感じる景観の向上を期待できる(一例として、多品種の桜を鑑賞出来る「日吉の丘公園」に関心を導くことで周知し、地域住民に憩いの場として連携利用ができる。

 

[人の繋がりを作り、広げる]
課題④の解決及び効果(SDGs4)…

花や緑の専門家を招き、植物学習、花苗の栽培、装飾品制作などの講習会を実施し、子供から高齢者まで参加出来る「緑の学び場」を提供することで、緑化意識の向上と、世代を超えた地域住民の交流、将来的な担い手の育成に繋がる。